弟・前（双子）

只今１２日午前０時半。
色々書くことがあったんですが、ずっと考えていた内容がババーッと書けてしまったので、双子の刑務所での話。
真相編で、アナとも刑事さんともＥＤにならなかった場合の双子END後です。

多重人格の人が事件を起こした場合は、刑務所ではなく精神病院（ペルソナ２罰で須藤竜也が入院してた森元病院みたいに、囚人が入るような・・・わかりにくいですかｗ）で、きっと刑務所には入れられないんでしょうが、そうなると双子の話が書けないのでそーいうの無視の方向で！＼(^0^)／


というわけで、だらだら長い双子話です。

○月×日

今日から日記を始めます。
気が付けば捕まっていて、そのまま刑務所に入れられていて、
あの酷い犯人が生き別れの兄だと言われて、僕は全く訳がわかりません。
ただ、僕が度々記憶を無くしているのは僕が二重人格という病気だからで、
その人格の間に人を殺してしまったという事は解かりました。

なので、僕は大人しく、自分の刑を執行していこうと思います。
とにかく今日は疲れました。


○月△日

食事や仕事や自由時間の時、あの犯人に会います。
事件の時は気が付かなかったけれど、確かに同じ顔です。
しかし、あの極悪非道な犯人が妙に自分に優しいと・・・気持ち悪いというか。
彼は僕の暮らしの為に犯行を行った(実際は僕が殺したらしいですが)と言うことで
あまり邪険に扱おうとも思わないのですが、やはり、怖いです。


○月※日

改めて、このやっかいな病気を直す為に尽くしてくださり有難うございます。
仕事の後に治療というのは大変ですが、やはり直したいと思うので
私も精一杯頑張りたいと思います。

それと、別の人格だったとはいえ犯人の自分が言うのも何ですが、
事件で人質になった生徒のその後の様子が気になっているのですが
その件について教えて頂く事はできないでしょうか？
普通の学校生活を送れているかだけでいいんです。


○月☆日

おまわりさんえ
ぼくはにいちゃんといつしよがいいから
いつしよのへやにしてくだちい
ごはんのときだけはさみしいです


○月＊日

昨日は１日中、僕の中の別人格というものになっていたそうですね。
大変ご迷惑をおかけしました。
上の日記を見て驚きました。
僕以外の僕は、青田さんの事が大好きなんですね。
良い兄だったんでしょう。しかし僕は
初めて会った時の、怖がる僕や生徒に拳銃を向け無体を強いる彼の印象が強く、
例え昔や今優しくされても・・というのが正直なところです。
こんな私情を日記に書くものではなかったかもしれません。
すいませんでした。


○月＠日

今日、青田さんが他の受刑者の方を殴ったと聞きました。
こんな所でも暴力沙汰を起こすとは、呆れるというか恥ずかしいというか
どれだけ取り繕っても、彼は犯罪者なのだと改めて思いました。
少し見直していた自分も、どうかしていました。


○月＃日

青田さんは何故か昨日の事を僕に謝ってきましたが、
殴ったことを反省している様子はありませんでした。
彼が殴ったのには何か理由があるようでしたが、教えてはくれませんでした。

彼がよく解りません。
自分の事を棚に上げて言うのもなんですが
僕には、彼の方が二重人格に思えます。


○月□日

青田さんが暴力を振るったのは、殴られた人達が
子供の様になった僕を馬鹿にしたからだと聞きました。

それなのに僕は、青田さんに酷い事を言ってしまった。
申し訳無く思うとともに、自分が一番恥ずかしい人間だと気付きました。
本当に青田さんに申し訳ないです。


○月％日

今日は、青田さんの事を「お兄さん」と呼んでみました。

青田さんは驚いたように僕を見て、真っ赤になって
泣きそうだったけどとても嬉しそうでした。
何故か僕も嬉しくなりました。
これは、僕達が双子だからなのでしょうか。
これからは、日記でも青田さんを、兄さんと呼ぶことにしますね。

頭が痛いので今日はこれで終わります。すいません。





最後の日付の日記を読んで、
百面相だった青田の表情が少々赤くなった。





日記のくだり長すぎましたかｗｗｗ
後編へ続く。（ちびま●こちゃんのナレーションっぽく）

2007.01.10 | Comments(0) | ＳＳ