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転落(ヒ・高)

ヒロシ×高浦で「利用」の続きですー。
宿題しなきゃいけないのになんでホモかいてんだわたし!

初っ端からエロエロしてるので、苦手なかたは気をつけて。
あーあえぎ声って難しいねー。特に高浦さんって、
文字と声がぜんぜん違うから、どっち合わせればいいのか・・・
アナくらい文章通りのあえぎだったら楽なのに!
いや、そっちは書くのが恥ずかしいだろうなあ(笑)








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「んっあぅ・・・・ぐぅ・・・」


休日の真昼間、人気の無い駅裏のビジネスホテルの一室。
シングルベッドの上に男と少年が2人、重なり合っている。


「あっ君っ・・・もうっ、ぁっ、めてくれっ・・・」
「すいません・・すいませんっ」


逞しく鍛え上げられた体に辛うじて真っ白なシャツのみを纏っている男は
体を支える腕に高潮した顔を埋めて、快感に身悶えていた。
その男の後ろにまるでコアラの仔の様にしがみついている少年もまた、
顔を真っ赤にして息を荒げながら、小さく弧を描くように腰を振る。
ひたすら謝罪を繰り返すその口は、微かに笑みを浮かべていた。


「でもっ、刑事さん・・こうやって小刻みに動かされるの好きでしょう?
 穴の出入り口の辺りで、何度も出し入れされるのが好きなんですよね・・・!」
「く・・・・・っあ!っ、はっ!おっ、あぐ!!」


少年の体に不釣合いな太い物で尻の穴を弄られ、男は大きく背中を仰け反らせる。
先ほど言葉にされた通りの動きで、やはりその通り反応してしまう自分が悔しかった。
それまで歯を食いしばり堪えていた声が、思わず大きく漏れてしまう。

そこから崩れるのは早かった。
相手を翻弄するように前立腺を刺激し続けていた少年のそれは、
いつしか自分の欲求を満たす為に、男の更に奥を求めて突き進む。
指では届かなかった場所を割り拓かれ、その感覚に互いが体を震わせた。


「あっ、だ、だめだ、き、みっ、もっもう」

子供のように頭を横に振り乱す男を見、少年は満足そうに微笑む。

「あ、刑事さん、すごい、ですっ!
 キツくてっ熱・・・んああ!もう、イっ、くあ!」
「うっ、おお、あ、おあああああああ!!」
「ふああっ!ああぁ、やあっ、けぇじさん!あぁぁあああっ!!」




濡れた呼吸が収まり、静寂が訪れ、ぐったりとベッドに倒れこんだ2人が目を合わせる。
気まずさに耐えられなくなった高浦が、足元に寄せられていた毛布をヒロシにかけてやった。
「ありがとうございます」と微笑むヒロシと目が合うと、妙に照れくさい。


「汗をかいたから。その、冷えてしまったらいけない」
「まだ熱いくらいですから・・大丈夫です」
「そう、か?とにかく、早く風呂に入らないといけないな」


今更だが、腹の下辺りのぬめりが気になりだす。
窮屈なシングルベッドに密着して寝転がっているため、
余計にそれが、体の色んな所に擦りついて仕方が無い。
それがもう、自分のものか相手のものかも解らない。


「あの」
「ん?」
「すみません、服・・脱ぎきるまで我慢できなくて」
「えっ、あ、ああ」


そういえば、下ろし立てのシャツは皺くちゃになってしまっている。
汗も沢山吸い込んだだろう。これにも、あの白い液体が付着しているかもしれない。
「まあ、上着で隠したらバレないだろう」高浦は苦笑しながらそう言ったが、
もう7月だというのに、上着を着込んでいるというのは可笑しいんじゃないか。
ヒロシはそんな事を考えながら、小さな額を高浦の胸に押し付けた。


「ふふ」
「どうかしたかい?」
「あのね、僕、刑事さんとこういう関係になって2ヶ月経つし
 こういう事だって2週間に1回してるのにね。気付いたんです。
 僕達あまり、ちゃんと名前で呼び合っていないんですよ。」


そういえば、と高浦は気付く。
行為の最中も、自分はこの少年の事を「君」と言い、彼もまた自分を「刑事さん」と呼ぶ。
しかし、名前を呼び合うという当たり前の事に、高浦は少々気後れしていた。


名前を呼び合いながら行為を致してしまったら、まるで本当の恋人のようで。


この関係自体、彼の論理感にしては異常過ぎる事であった。
およそ2ヶ月前のあの事件でトラウマを抱え、一人で処理出来なくなってしまった少年。
そんな、なかなか人には相談し難いであろう話を、この子は自分だけに打ち明けてくれた。
同じ被害者として彼がそういったトラウマを抱えてしまったのは
(自分はそうならなかったものの)理解できないでもないし、
何より自分を信頼してくれたというのが高浦は嬉しかった。
自分が人の役にたてる事が嬉しかった。

はじめは、相談したいという事で会った。2人きりになれる場所でないと話せないと彼は言った。
そうしてこのホテルに入った。それが、始まりになってしまったのだ。


『この関係を続けているのは、この子の為にもならない・・・』


「君・・・」
「高浦さん」
「っ」


突然顔を上げられ、少年の無垢な瞳が向けられる。
”高浦さん”と名前を呼ばれたのがなんだかむず痒かった。

「茂さん、の方がいいですか?」
「よく私の名前を覚えていたね」
「僕の名前は覚えてないんですか?」
「いや、もちろん覚えているよ。沼田、ヒロ」


言いかけたところで、突然噛み付くように口付けされる。
胸板に手をついて、這い上がるようにしながら深く口の奥を求める。
いつの間にか高浦は仰向けにされ、その上にヒロシが跨っていた。


「っぁ、っ・・・んぷ」

薄い舌が咥内を好き勝手に蹂躙する感覚に困惑するが、
それ以上に足のつま先からざわざわと何かが這い上がってくるような快感に支配された。

「・・・シ、っく、んっ!はあっ、はあ!」
「高浦さん・・・呼んで下さい、ちゃんと、僕の名前」
「・・ぬま・・た、君・・っ」


何も考えられなくなる。
ヒロシに耳を塞がれながらひたすら深い口付けを繰り返され、
この少年に溺れてしまっている自分を、もう戻れなくなってしまいそうな自分を、
高浦は頭のどこかにまだ確かにある理性で認識していたが、
やがてそれも快楽の波に押し寄せられ、どこかへ消えてしまった。


一瞬、硬く閉じた瞼に何故だか岡田や仲間達の顔が浮かんできたのを、高浦は意識的に振り切った。



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ヒロシに流される流される高浦さん。を、書きたかったんです。
ヒロシってどんな性格なんだろう。書いてる内に解らなくなってきました。
あともう1つ、続き書けたら書きたいなあー。えろがんばろう。へたすぎる!!

2007.06.18 | Comments(0) | SS

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