誕生日(アナ高)
もうねー^^^^
文章がしっちゃかめっちゃかでももういい!!プロじゃないもの!!!
とりあえず少しでも伝わればいいです・・・
あれです・・・なんか伝えたい事を察していただければいいんですが、
とにかく脳内変換してください。脳内補間してください。
アナ高アナが可愛いなっていう心があればどうにかなります^q^
それでは、これで最後かな??
不完全燃焼なので、しばらくアナ高アナいっぱいかきたいな!
ではではアナ、お誕生日おめでとうございました~うんこ^^!!
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犯罪とは
得てして予期せぬ時に起こるものであり。
4月18日、23時13分。
「ああああああああと1時間も無いーーー!!!」
いつもにも増して無茶な行動で猪突猛進に犯人にぶつかっていき
スピード逮捕をしてのけた高浦は、他の刑事達があっけに取られる中
らしくもなく半ば苛々しながら犯人をパトカーにぶち込むと
「おう高浦、おつk」
「それじゃあお先に!」
声をかけようとした同僚に後を頼み、さっさと現場を後にしてしまった。
「(大泉さんすいません!今行きますから!!)」
そう。その日の18時ごろ。
高浦はハンバーグのレシピなどを思い浮かべながら、
いそいそと帰り支度をしていた。予定よりも少し遅くなってしまったが、
この時間なら急いで材料とケーキを買って、19時前には大泉さんのマンションに着く。
作るのにも少々時間がいるかもしれないけれど、
せっかくの誕生日なんだ。大泉のために盛大に腕を振るいたい。
『よし、と。それじゃあ岡田さん、私は先にー』
と、その時。
スピーカーから聞こえてきたのは、
銀行強盗が立て篭ったという放送で。
そのままそこに居た刑事達は、現場へ直行。
高浦は焦る気持ちを抑えつつ、事件に専念することにした。
しかし。しかし、まさかこんなに時間がかかってしまうなんて!
大通りでタクシーを止める。
大泉の家までは、ここから大体40分程だろうか。
「すいません、急いで下さい!」
なんとしてでも、今日中におめでとうくらいは言いたい。
本当は、今日休みをとって一日付き合ってやりたかったのだが
眞吾君が夜勤だったのと、俺も同僚がどうしてもというので休みを交代してしまい
結局2人が休みをとれたのは19日になってしまった。
それでも、18日の夕方からは一緒にいられるからと、タカをくくっていた
のだが。
急いだ甲斐も空しく、
次の曲がり角を曲がれば大泉の家の前、という所で
ピ ピ ピ ポーン
『19日、午前0時になりました。ニュースをお伝えします』
タクシーのラジオからは無常にも
大泉の誕生日の終わりを告げる、無機質なアナウンサーの声が聞こえた。
「おう、高浦おせーぞ!」
チャイムを押し扉が開けば、そこにはきっと物凄く機嫌の悪い
大泉がいるのだろうと覚悟していた高浦は、すっかり拍子抜けしてしまった。
「あ・・・」
「早く部屋入れよ。ハンバーグ作ってくれんだろ?俺もう腹ペコなんだけど」
まるで何事もなかったかのように部屋に迎え入れてくれる大泉。
しかし高浦は申し訳なさと嬉しさでこみあげてくるものをぐっと堪え、頭を下げる。
「すまなかった、眞吾君!
誕生日は一緒に過ごすと言ったのに、結局もう19日になってしまって・・・
こんなに遅くまで俺の事を待ってくれて、せっかくの誕生日なのに、本当に・・・!」
頭を下げたままの高浦の前に、大泉が腕時計を差し出す。
ずいぶん高いブランドものだと以前彼がしきりに自慢してきたものだった。
針が指し示すのは、11時55分。
「・・・・・え?」
「アンタの時計、狂ってんじゃねーの。ほら、まだ寒いんだから。早く部屋入れよ」
「いや、でも確かに・・・」
まさか、刑事である自分の時計が狂っているはずはない。
今日だって、犯人を逮捕する時皆で時間を確認したし
なによりついさっき、ラジオで確かに「19日0時」という言葉を聴いたのだ。
大泉の部屋に入ると、壁掛け時計まで未だ11時50分台で。
しばらく状況が理解できない高浦であったが、
珍しく何も映し出していないテレビを見て、ああ、と思い当たった。
この人はまるで無神経のようでいて
「眞吾君」
「ん?」
本当に、優しい人だ。
「君、モテるだろう」
「ハハ!なーにを今更。それよりハンバーグハンバーグ!あとケーキ!あと高浦!」
「な、何がっ・・・!」
「と、その前に
高浦、俺に何か言うことあるんじゃない?」
「あ・・・ああ。そうだな」
顔を真っ赤にして咳払いをする高浦に、満面の笑顔の大泉。
互いが互いを、なんて可愛いんだろうと思いながら。
「眞吾君、お誕生日おめでとう!」